修復・調査依頼を受けたABITの古板です。

1枚目はSLOT1のBE6−Uです。
 

スロット脇の1000μF/6.3Vが4本膨れてきていますね。
 

ABITお得意のHOTLOTのRAID付き。
起動しませんが、リチウム電池も2.8V台まで落ちてますから、とりあえず電池抜きのCMOSクリアを行い
PCIスロットにVGAを刺してみましょうか。
 

一応これだけで無事BIOSも拝めました。

2枚目はBX133ですが。

こちらは元々動作品らしく、特に問題は無いようですね。

 

3枚目が少し難物で、OSインストでハングするという状態らしいです。

815Eチップで唯一?かな、SLOT1のSH6になります。
 

コンデンサ−は大丈夫そうですね。
 

ROMはソケットタイプになります。
この板は青い8連DIPをいじると起動しなくなります。
 

年式を考えると状態の良い板です。

メモリ−スロットを接点復活材でクリ−ニングして、組み上げてOSインストしてみます。
セットアップの初期画面でハングしますから、再度インストしてF5で標準PCに切り替えます。
この状態では問題なくインスト−ルも完了します。

当然標準PCとなっているわけで...。
 

このままでは電源切れませんから、こちらにチェックを入れます。

ACPIがらみのトラブルですが、CMOSデ−タをきちっとクリアしてやれば問題ないでしょう。
BIOSは最終版になってましたが、もう一度AWDFLASHに/Fオプション付きで更新しておきます。
こちらの電池も低下が著しいようで.....。

今度は問題なく普通にインストできました。

137GB越えに対応した最終BIOSです。
 

一緒に送ってもらったセレ300A。今回は検証ですからFSB66のまま使います。
 

815E+ICH2ですからSLOT1とはいえCPUさえあればまだ十分使える板ですね。
 

Maxtorの40GBです。
 

FSBも66ですし、300MHzですから10000UPで上等かな?。
 

こちらはHDDに引っ張ってもらって...。
 

きちんとACPIと出てますね。
 

念のため掛けておきます。

 

最後の板です。

クリ−ムシチュ−のようなPCBに載ったST6Eです。
 

非常に配置がすっきりしたマザ−ですね。CPUにはPVの1.3Gが載ってます。
 

この板もRAID付きです。
 

ひととおりみても特に損傷は無いのですが、メモリ−エラ−で起動しません。
どうもメモリ−への電圧供給が2.0Vしか出てませんので.....。

4枚目は宿題のこしということで。

7.03.27 更新

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