昨年の工房PCに続き、今年も大量ジャンク品を入手しました。(とりあえず6台)
今回はNTTのサザンクロスとして販売されていたスリムPCですが、廃棄不動品を業販での入手です。
このタイプは過去にも何台か動作品、不動品とも入手してますが、マザ−はMX46−533Vが使われており
筐体はアルミのスリムタイプ(AOPENのA340)です。
ケ−スも使えたのはあれこれ集めてこれ一台ですから.....ある意味最悪?。
全部不動で廃棄されていたためか、ほかのケ−スはあちこち傷、へこみ、フロントパネル割れなど使い物になりません。
電源はFSP200−60ですが、ケ−スに合わせてこちらも筐体はアルミ製のSAVです。
電源は全部入らない状態で、マザ−上のLED点灯も元気がなく電源パンクのようですね。
意外にも内部のホコリは年数の割には少ないですから....。
全部ばらして使えるものと、捨てるもの(当然こっちの方が多い)に分けてから検証しましょう。
最近はきちんと分別しないとゴミも出せませんから...。
電源は上の画像の1台のみ生きていました。(マザ−はパンクで不動)。
あとは.....マザ−パンクで起動OKが3枚、不動が2枚です。
HDDもあるもの、無いものいろいろで...。
コンデンサ−は5枚は2200μf/6.3Vに松下物が使われており、1枚だけ三洋製です。
当然2200μf/16Vは今回もパンク御用達のLelon製ですから...見事に膨れてますね。
CPUはセレ1.7GですがCPUのリテンション+ク−ラ−、メモリ−は抜かれていました。
手持ちのコンデンサ−が5枚分しかないですけど、とりあえず1枚ずつ張り替えて検証してみましょう。
リテンションはねじ止めタイプなので.....探してみましょう。(たぶん枚数分は無いですね)
まずは1枚目から。
ホコリを飛ばしたところ以外にもきれいなんですね。
こちらは2200μf/16Vが1本膨らみ、2本はまだ大丈夫そうな感じですね。
どのみちこのコンデンサ−は必ず逝きますので、起動確認後3本とも交換します。
リテンションだけ何故か抜き取られています。
下のベ−ス板は残ってたのでリテンションだけ使ったんでしょうか?。
ねじが無いのが痛いですね。
各スロットも変色もなくきれいな状態です。
端子部も錆も出てませんから、ケ−スの状態からすれば上物ジャンク品?。
手持ちの同型機からはずしておいたリテンションです。
探したところまだ4個ありました。
まずはリテンションを付けて、CPU、ク−ラ−、メモリ−付けて起動検証のみ行いました。
起動OKで張り替えに移ります。
いつも通り、ニチコンHV2200μf/16Vです。
パッパッと取り替えて完了で....、ケ−スに組み戻してOSインスト−ルしましょう。
BIOSはR1.01だったので今回はFDから最終R1.10に更新しました。
R1.05までのBIOSだとインスト時にうまくVGAドライバ−が当たらないときがあります。
廉価PC御用達のセレ1.7Gです。
SIS651+962でオンボ−ドVGAもまともに使える1枚ですから...。
Maxtorの薄型40GBが使われていました。
セレ1.7Gですし、過大な期待もできませんから。
実際これくらいの性能でも不足無く動くのですけど....。
5Vsbが若干低めのようですが、FSP200−60っていつもこんな傾向ですね。
本日室温34℃、ケ−ス閉じているので平気で40℃超えました。
CPUク−ラ−はセレ2G用ですから純正標準品よりは回転数が低いかな?。
各デバイスも問題なく認識してます。
ほかが電源の×ものですから今回は電源検証も兼ねてインストから丸2日動かしておきました。
2枚目に移ります。
2200μf/16Vの膨らみは3本ともで、正常な電源をつないでも起動しませんでした。
張り替え後は問題なく起動OKです。
修復は1枚目と同様コンデンサ−3本の張り替えでしたので結果だけ行きます。
BENCH台での検証でOSはWinXPを入れました。
こちらもBIOSは最終版に更新しました。
SiS900のLANドライバ−はXPならOS標準でOKでした。
1枚目と比較用に手持ちから同じ40GBです。
やっぱりXPはWin2000に比べると少し落ちます。
メモリ−が256MBなので奮いませんが、512MBとか積んでやるとVGAやHDDのWrite系は上がります。
350W電源で動かしています。
ケ−スは解放状態なので温度の上がり方は1枚目よりも少ないです。
このまま朝まで動かしておきましょう。
8.08.27 更新
雨降りで外仕事ができず、時間が取れたので3枚目も張り替え+検証を行いました。
頭は膨れて無かったのですが、2本が下から漏れ出しておりました。
起動はOKでしたのでそのまま3本とも交換しました。
空いているH340ケ−スでバラック組ですがこのまま検証します。
こちらにはXPproを入れました。メモリ−は2枚差しで512MBにしてあります。
SeagateのST340015Aです。
AGP検証のためMX400を入れてみました。
ドライバ−はOS標準で入りますが、56.72を使ってます。(こっちの方が日付は古いみたいですね)
数値的な上昇は少ないですが、確実に体感は良くなります。(まあ劇的というほどでは...)
のこりは こちら
8.08.29 更新