先日ソフマップ5号店で見つけたDuron1100です。
実は店頭の表示はただのDuron1100だったんですが、帰ってきて良くみるとちょっと違いますね。
まずコアの大きさが全然違います。(パロXPなんかと同じサイズです)
コアを拡大してみます。
OPNはDHM1100AVS1Bですね。
Fab51さんで調べたところAVS1Bはコア電圧1.4VのモバDuronのようです。
1100はAJS1Bの1.35Vものしかのっていないのですがおそらくノ−トPCからの抜き取り品だと思います。
DuronというよりはモバイルAthlon4の64バイトキャッシュ版ですかね。
L1はすべてCloseになっているので倍率可変です。
もっとも起動倍率は5×なので倍率変更できる板でないと楽しめません。
久々にAK77−8Xでも出して検証してみましょうか。
検証が終わったECSのK7S6Aに乗せてみました。
そのまま立ち上げると133×5の667です。
まずはBIOSからコア電圧を1.4Vに下げます。
コアはMorganではなく正真正銘のパロミノコアですね。
だとするとやはりAthlon4のキャッシュ落ち品みたいですが...。
SpeedFanでは32℃です。シンクはぬるい程度。
ジャンパ−設定で定格に近い8.5倍に設定します。
133×8.5。これならほぼOCなしの状態ですね。
コア温度は若干上がりました。
BENCHはFSB133の効果もありそこそこ出ます。
ここからはさすがに怖いのでソフト制御ということでCrystalCPUIDを使います。
まず133×9で1200MHzです。
さらに133×9.5で1272まで行きます。
元がAthlon4だとすると、コア上限は1.4Gあたりなのでそろそろ限界ですね。
コア温度も上がってきました。
一応10.5倍も通りました。1.4GHzです。
まえに耐性のあったDuron1000(Morgan)でもここまでは行きましたんで。
133×11でリセットかかりました。(こういうときはソフト制御の方が安全です)
一応Benchは133×10まででやめました。
B−ONEに乗ってる状態で39℃ですから、通常のケ−スに入れたら40℃台後半になると思いますよ。
常用は133×9の1200GHzあたりでしょう。
でも結構レア物だったですね。
2005.05.27 更新