石油ファンヒ−タ−の修理事例    コロナ GT−3270Y


コロナのGT−3270Yというファンヒ−タ−です。94年製、暖房出力は3.2kcalで今の4kw相当、雪国新潟でも8畳バリバリの名機です。

解体はまず前面パネルの脱着から、この側面のネジを左右2つはずすとパネルがはずれるようになっています。
 

前面パネルをはずしたところです。
かなり年式相当でホコリまみれ、下板にはこぼれた灯油が一面に見られ、かなり臭ったと思います。

次に上面パネルの脱着です。
この肩部のネジと裏側のネジをはずすと操作パネルのベ−スと一緒にはずれます。

その際に灯油タンク収納部内にあるこのネジをとらないと当然はずれません
こういったところにコロナは金かかってるなあと思います。

前面パネル+上面パネルをはずした状態です。

 

メイン基盤には各パ−ツからコネクタがきていますので取りあえず全部引っこ抜いてしまいます。
後で分からなくなることは無いはず。

燃焼部のフ−ドです。この中に燃焼器があるわけでこのマシンの心臓部分に当たります。
かなり錆が出ており水気が多かった。

こちらは裏面の送風ファンです。
コロナ製品はフィルタ−なしで、かなりホコリを吸い込むのではと思いますが他のメ−カ−もほとんど無い。

送風ファンをはずしました。
 この製品はファンガ−ドを止めるネジに防振ゴムがついております。
 

ファンについたホコリが分かると思います。アトピ−注意です
もっともフィルタ−ついていてもこれくらいホコリついているけど

燃焼フ−ドを裏側から見ます。
かなりホコリだらけなのが分かると思います。下の丸いのが燃焼器用の吸気口です。

燃焼フ−ドは裏面の4個のネジとこのポンプの口金をはずすと取り外される

 

燃焼フ−ドと燃焼器をはずしたところ
燃焼吸気用の送風ファンが見える
中央の赤いコ−ドのついた装置が振動センサ−です。

これで半分くらい解体終了!


 

燃焼器を下から見た状態


 

燃焼フ−ドをはずした状態
中央が燃焼バ−ナ−で左右にフレ−ムロッドと点火プラグが見える。
周りの白いもの断熱材のあと。

燃焼器を分解したところ。


 

燃焼筒の中です、かなり状態悪い!
上の方のさび色したところは灯油のあたった部分で水による変色とタ−ルの付着が見られる。

バ−ナ−リングが異常燃焼により縁ががたがたに変形しており、正常に炎の上がりを維持できない状態、
これも交換しなければならない。

燃料ポンプです、電磁式。
たまにポンプ自体がいかれていることもあるが、以外と丈夫な部品です。
中の灯油をブロアで拭きとばします。

ポンプの吸い上げ口に付いているフルタ−です、ここがゴミや錆の付着で汚れていると灯油が吸い上げられません。

こちらは油量計、一定量以下に油面が下がると油ぎれと感知する仕組み
黒いフロ−トの中に異物が入ると異常な感知をし、給油ランプが消えない。

油受け皿を上から見たところ
黄色く変色しているのはこぼれた灯油が変質したものです。
 

水フィルタ−の中もゴミが付着しており
コロナ製の場合はここで水を押さえるという効果はあまり無いようです。
ブロア−でゴミとばし完全に乾燥する

ほぼ解体が終了した状態。こうやって並べてみると自作パソコンと同じようなもの、でもふつうの修理屋さん絶対にここまでやらないみたいです。

油受け皿に残った灯油をスポイトでくみ取る。左のペットボトルは4年ほど使っている代物このクラスでここに800cc位油が残っています。

こちらは洗浄を終えた底板、これをしないと臭いは絶対にとれません。
ちなみにコロナのメ−カ−修理では洗浄は別料金とあります。

あとは個々のパ−ツをきれいにしてのせていくだけ、油受け皿がきれいになっていることが分かると思います。
 

左がフレ−ムロッド、右が点火プラグ
コロナ製はこの2つは磨いても不安があるので必ず交換します。
その分他のメ−カ−よりうんと安い。

気化筒は左の部分を交換します。
部品表には4つに分かれているが実際はユニットとしてのみ部品販売あり
この型で5000円なり。

燃焼用空気の取り入れ口についているフィルタ−です、これはブロア−で吹いただけでは細かい目詰まりはとれないため、よく洗い、乾燥させます。

送風ファンを洗った状態です、上の写真と比べてください。
一般の修理店やメ−カ−ではたぶんやらない事です。

組戻していくとこうなります。
後は燃焼フ−ドと送風ファンをつけて上面カバ−、スイッチパネルをつければほぼ完成。

メイン基盤にコネクタ−をさします。
一応それぞれの部品の名前が印刷されているし、色によるしていもあるのでそう悩まないでも出来るでしょう。

最後に前面パネルをつけるとできあがりです。
前面パネルの温風吹き出し口のフィンはよく汚れを取っておきましょう。

この部分です。
ここは内側からしか汚れが取れません外側もしっかりきれいにしましょう
 あとは燃焼テストを行い完了です。

細かいネジなどは100円ショップのかごが便利です。
最初はよくネジが余った。
ここまでで約2時間+燃焼3時間。

ちなみに工具はこんなものです。
最近は寄る年波に勝てず、ドライバ−ドリルでネジをはずします。(締めるのは手で)、あとコンプレッサ−1台。

 

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